技術家庭科の教材販売を行う当社は、森林率84％を誇る高知県のメーカーを自負し、県産木材を使ったオリジナル教材の開発も手がけています。その中で幅広いニーズを生んでいるのが「84腰掛防災トイレ」です。
　誕生のきっかけとなったのは、防災学習で東日本大震災時に避難所のトイレが機能していなかったという話を聞いた中学生から上がった「自分で簡易トイレを作りたい」という声でした。先生と当社で協力し、県産ヒノキを使った「組み立てキット」を開発。日常では腰掛や踏み台として、非常時には簡易トイレとして使える二面性を持たせたところ、大人からも評判を集め、座り心地や強度、デザインを改良し一般販売を開始するに至りました。
　日常でも非常時でも役立ち、そのぬくもりが癒しとなる木の防災用品を今後も開発していきたいです。