業界の将来を見据え時代の要求に合った製品で地域に貢献

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高知県コンクリート製品工業組合  「高知県コンクリート製品工業組合」は、県内でコンクリート製品を製造する企業で構成されております。当組合では定期的に話し合いを行い、技術・製品の共同開発を行っております。
 国土交通省は2016年度を「生産性革命元年」と位置づけ、工事現場の生産性向上を図るという取り組みを始めました。当組合もその取り組みに合致する製品をと考え「アントラーII」を開発しました。
 「アントラーII」は、従来の製品を基に安全性と施工性の向上を重視して開発いたしました。擁壁工事の危険作業として、抜き型枠の設置・引き抜き作業が挙げられますが、ブロック裏を工夫することで抜き型枠自体を不要にし、危険作業の削減を実現しました。また、抜き型枠を使うとその厚み分隙間が生じていたのですが、不要となることで擁壁全体の強度向上にも繋がっております。さらに、施工の手間を省けるよう製品を大型化し、現場でのスムーズな作業を可能にしております。
 組合ということを生かし、災害時には組合員各社の在庫ですぐ供給できるようになっておりますし、共同開発製品のため特定の地区が被災しても他の会社から供給できるという強みもあります。
 今後も皆さまからご協力やご要望をいただきながら、「高知県コンクリート製品工業組合なら安心だ」と言うお声に添えますよう、業界の将来を見据え時代の要求に合った製品づくりを組合員一同目指してまいります。

高知県コンクリート製品工業組合 理事長 髙橋 佳久

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